ジョン・アヴネット監督『ボーダー(RIGHTEOUS KILL)』2008年

やられた、見事な筋。『ヒート』の後に観たから余計に驚きが。
敵同士だった二人、デ・ニーロ、パチーノが今度は信頼し合うバディに。ラストは涙を流すわけではないが、泣ける、胸に来た。
物語の中心にあった犯罪者の連続殺人は、法という染み一つない正義を守るためのものだったんじゃないか。それが一人の弱さと結び付いて歪んだ形で表れた。それを描いた映画だったのだと思う。